「そして父になる」はスモールハウスムーブメントを加速するか

あなたは、アカデミー賞出展作品として『舟を編む』と『そして父になる』のどちらを選ぶか?
「そして父になる」アカデミー賞100%とれない理由〈AERA〉によると、

国語辞書を編纂する出版社社員らの人間模様を描いた「舟を編む」(石井裕也監督)の出品を決めた

とある。

確かに、昔のよき時代のおしんに通じる日本文化を伝える感動作品である。
団塊の世代以上の人たちには、自分たちの生き様とダブって感慨深い作品でもある。

「そして父になる」は、現在の日本の人間模様を描いたものだ。
若者たちに、あなたはどちらの人生を歩みたいのかと問いかけている。

経済成長の歪みを大袈裟に描いて、会社の為の人生なんて所詮こんなものと強調する。
「家族に乾杯」にも通じる家族指向、ふるさと指向は、若者たちだけでなく、年配者の共感も生む。

「田舎に帰ろう、ふるさとはこんなにも良い!」
は、
「そんな甘いものじゃない。一流企業のサラリーマンが一番安心安全。」
の声にかき消される。

そんな流れに最近変化が起きて来たように感じる。
どこでも同じ生活ができるというネットワークの充実。
電気などのインフラも自給してしまうテクノロジーの進歩。

大きいことは良いことだの幻想が、いたる所で崩れ始めている。

海外で既に大きな流れとなっているスモールハウス。
男のロマンを感じさせる生活の自給自足がこんなにも簡単にできる。

足らないのは、いろいろな問題点をどのように解決してゆくのかの情報。

スモールハウスムーブメント

日本で流行するのも時間の問題と思うのだが。

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